こんばんは!
人と犬の快適な共生を実現するには、行政がその方向性をしっかりと示し、民間を引っ張っていく必要があると考えます。
さて、先日、京都にある西京極総合運動公園に行って参りました。
西京極総合運動公園にある陸上競技場兼球技場は、Jリーグの京都サンガF.C.(京都パープルサンガから名称変更されていたんですね。知らなかったです。)のホームスタジアムであります。そんな競技場を有する大きな公園内に、画期的な対策が施されているとのことで駆け付けました!
今回訪れた目的は、「犬のフン対策に設置されたウンチポストの調査」です。
・ウンチポスト導入後、犬のフン放置の現状調査。
・ウンチポストの設置場所と数の把握。
・ウンチポストの構造。
このことを念頭において調査を行いました。
全体マップです。
陸上競技場兼球技場前の広場です。
まず最初のウンチポスト(エチケットポスト)を発見しました。
前面は目立つ黄色、その他は環境になじむように緑色に配色。一目でこの存在に気付いて、公園利用者の認知度がグンと上がりますね!
向かって右、ウンチを入れるためのビニール袋が備えられています。地面に接する箇所は、雨風に動じないように、しっかりした基礎が地中に埋まっています。ウンチを投函する扉は、力を入れずとも開閉できるやさしい構造になっています。気になる臭いですが、投函口の近くで嗅ぐと臭いますが、数歩離れていれば気になりませんでした。
それから中を失礼して・・・
利用状況の確認のため中を覗いてみると、そこには口を縛られたビニール袋がいくつも捨てられていました。
もちろん裏側も確認。鍵が掛けられていて管理の方以外開けられないように配慮されています。
犬の散歩コースになりやすそうな箇所にもウンチは落ちていませんでした。木陰が気持ちいいです♪
そして2か所目のウンチポスト。
ウンチポストの存在を示す看板が1か所目にはありませんでしたが、2か所目には横に併設されています。一目で分かりやすいですね♪
ただし、ぼくだったら2つに分けるのではなく、ウンチポストの前面に左の看板内容を投影し一つに集約します。そのほうが基礎の材料費、設置の手間などコストが大幅に削減できるので。なぜ2つに分ける必要があったのか。推測ですが、最初は右のウンチポストのみを設置していたが、エチケットポストの印字と犬のイラストだけではこの設置物の役割を十分に伝えられず利用頻度が上がらなかった。なので設置物の説明の看板を設けることで利用頻度を上げようとした。こんなところだと思います。新規設置する場合は、この点に注意したいですね!
投函口について、臭気が漏れにくい構造なのか、と言うとそんなことはありませんでした。思ったよりも臭わないので、不必要な対策なのかもしれません。
駅に直結する入り口手前に設置。
練習場の外を周回できる散歩コース。ここにもウンチは落ちていませんでした。
そして最後、3か所目のウンチポスト。
団地近くの入り口にも設置。
公園内を見渡した結果、ウンチの放置はひとつも見当たりませんでした!
残念ながらウンチポスト設置前の状況を把握できてませんが、一定効果があるように思います。
ウンチは無かったのですが・・・
空き缶が無造作に捨てられていました。
でも・・・
ゴミ箱がこんな状態だと捨てられないか・・・。(一応、空き缶は溢れているゴミ箱の近くに置いときました)
あと吸い殻ですね。
たくさんある公園の中では、吸い殻は少ないほうだと思いました。(拾っておきました)
そしてアクアリーナのほうも調査しました。
こちらもウンチはひとつも落ちていませんでした。
しかし猫の数がすごい・・・。写真におさめることをすっかり忘れていたのですが、猫にご飯をあげる器などが植栽の影に隠されていました。
看板は設置されているのですがね・・・。
こちらは条例の抜粋。さまざまな看板を掲げて啓発されています。
京都アクアリーナの外観です。
面白い建物だったので思わずパシャリ☆
ウンチポストの位置をマップに落としました。
全部で3か所。(漏れがあったらごめんなさい!)すべてが出入り口の近くに設置されていました。
公園に入ってウンチ袋を取る ⇒ 公園内でウンチをしてそれを拾う ⇒ 公園を出るときにポスト投函
ポストの設置は、いずれも出入り口付近。ポストの数は、この公園の広さで適正かどうか分かりませんが、どのポストも溢れておりませんでした。
さて、このウンチポストを犬のフン放置の目立つ住宅街や道路に設置するとどうでしょうか。
放置は減ると思いますか?
ぼくは効果が出ると思います。
人と犬の快適な共生のためには、このポストの普及は有効であると考えます。
オイラのウンチもしっかり拾ってね~。
しっかり拾ってるし安心しぃや(*^^*)
コメント
コメントはありません。