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須坂市の、「公設・市民営」のドッグランについて

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こんにちは!

11月26日に滋賀県野洲市にて住民投票が行われました。住民投票の内容は「JR野洲駅前の市有地に市立病院を建設する是非」です。そもそもこの計画は、民間の野洲病院の老朽化に伴ったもの。

こちらの住民投票は、投票率が50%を満たさなければ不成立となり、開票が行われないのです。今回の投票率は、48.52%で不成立。あと少しで成立でしたが、税金を投入した住民投票は、無となりました。この結果から、市民の意としては「どちらでもいい。関心が無い。」と解釈することができます。

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長野県須坂市が取り組む「公設・市民営」の「須坂市ドッグラン」

今回ご紹介するのは、長野県須坂市のとある取り組み。その名も「須坂市ドッグラン」です。始まりは平成18年度で、ドッグラン研究会を公募市民らが設立し、平成20年度にドッグラン研究会とボランティアの協力でドッグラン仮施設を設け、試行期間が開始されました。

翌年の平成21年、約1年間の試行期間ののち「須坂市ドッグラン利用者会」を設立。ドッグラン利用者が自ら運営を行う「公設・市民営」のドッグランとなり、現在に至ります。

ドッグランを、なぜ設立することになったのか

須坂市のホームページによると、「地域において、人と犬とが幸せに共生できるよう、飼犬のしつけマナーの向上と狂犬病予防注射の促進を目的として、設置されました。」とのこと。人と犬の共生のため、他市も追随してほしいですね。

ドッグランで年3回イベントを開催

地元企業や自治体の支援で催され、犬のしつけ教室やワンワン大運動会などが、5・10・3月に開催されます。屋外の広いスペースでリードが離せる環境のもと、しつけ教室ができるのは素晴らしいですね。

ドッグランの利用に必要なもの

まず須坂市ドッグランを利用する前に、「須坂市ドッグラン利用者会」へ入会する必要があります。入会に必要なものが、年会費2,000円、ハンコ、飼い犬登録と狂犬病注射を行っていること、以上が条件です。また、須坂市外の方も登録が可能なようで、その際にはプラスで、犬の鑑札と狂犬病注射済票が必要です。

ドッグランは全部で3区画

こちらのドッグランは、区画が3つあります。一つ目は、犬の大きさを問わず誰もが利用できるエリアで、広さが3区画でいちばん広い約830平方メートルとなっています。二つ目は、小型犬と子犬専用で、広さは約140平方メートル。三つ目は、ドッグラン初心者や犬慣れしていない犬専用で、広さは約170平方メートルです。犬の大きさや特性でエリア分けされているのが特徴です。

須坂市ドッグランが掲げるルール

・小さなお子様、犬が苦手な方に配慮しましょう。

・犬のしつけをしっかり行った上で、マナーを守りましょう。

・事故やトラブルについて、利用者の自己責任です。管理者は一切の責任を負いません。

・犬のふんの片付け用具を持参して、飼い主が持ち帰りましょう。

・ドッグラン以外で、犬を離さないようにしましょう。

・飼い犬から目を離さないようにしましょう。

・会員証は、他の利用者の目につくように携帯しましょう。

須坂市ドッグランの取り組みを受けて感じたこと

人と犬の共生のためにドッグランが必要ということで、実際に形にされた素晴らしい実例です。ただしひとつ懸念するのは、ドッグラン管理が市民ということもあり、管理のことで市民同士のトラブルが起こらないか心配です。公営(ここでは須坂市)あるいは民間企業のほうが、そういったトラブルを回避できるでしょう。

公営にするならば、コスト(予算)との相談。民間企業にするならば、採算がとれるかどうか、が肝です。民間企業の事業として成り立たないのであれば市が負担するのが良い、とぼくは思います。


重力には逆らえないじょー

指を突っ込んでもビクともしない・・・。笑

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